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腹圧性尿失禁に対する保存的加療


症状が軽いうちは骨盤底筋体操(図①~や服薬で、症状が軽快することが多いのですが、重症化すると後述の根治手術が必要です。

骨盤底筋体操の方法としては、
朝目覚めた後、仰向けのままで行います。

まずは深呼吸を23回してリラックスします。

肛門をギュッと勢いよく締めたら、続けて膣、尿道を締めます。腰を上げながら膣を胃の中に吸い込むようなイメージで行います。息を吸って収縮した骨盤底筋を上の方に引き上げるようなイメージで、そのまま10秒数えてキープします。

息を吐きながら腰を下ろしパッと緩めます。最低10回、可能であれば2030回行います。

②と同じ動作を今度はゆっくり時間をかけて締めて、同じくらいゆっくり緩めます。こちらも、最低10回、可能であれば2030回行います。
骨盤底筋体操(島田 誠、女性なら知っておきたい骨盤臓器脱、メディカルトリビューン社 p75より引用、一部変更)

腹圧性尿失禁に対する手術療法


当科で行っている手術はTOTTransobturator Tape)手術とTVTTension-free Vaginal Tape)手術です。いずれの術式も、尿道直下に幅1 cm程度のメッシュテープを通しますが、体外に引き出す時の経路に違いがあります。

TOTテープは尿道下から閉鎖孔内側を通し、TVTテープは尿道下から恥骨裏を通して体外に引き出します(図1, 2)。尿道下の前膣壁切開は同様ですが皮膚切開の位置に違いがあります(図3)。

いずれも尿道の過可動を抑えることで尿失禁を防止します。

当科では安全性の高さから主としてTOT手術を実施していますが、TVT手術も純然たる腹圧性尿失禁の場合には有効性が高く積極的に実施しています。
図1 TOT手術(高橋 悟、新Urologic Surgeryシリーズ5尿失禁と骨盤臓器脱の手術、メジカルビュー社 p48より引用、一部変更)
図2 TVT手術(高橋 悟、新Urologic Surgeryシリーズ5尿失禁と骨盤臓器脱の手術、メジカルビュー社 p38より引用、一部変更)
図3 TOT手術/TVT手術の切開位置(高橋 悟、新Urologic Surgeryシリーズ5尿失禁と骨盤臓器脱の手術、メジカルビュー社 p177より引用、一部変更)

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